新しい治療技術を身につけていくたびに思うことがあります。

体をこのように見て、このように施術すれば良くなる。このことをみんなが知れればいいのに、と。
 

知ってしまえば、身についてしまえば、そんなに難しいことではなくなります。

そんな難しくないことで、周りにいる多くの人が痛みなどの悩みから解放されるのです。
 

私はそういう重いから技術セミナーを始めました。

しかし、どこまで教えていいか迷っています。

それは「著作権」という問題。
 

すでに技術を教えることで利益を得ている人がいる。

その人はその利益を守るために、他言を禁じる。当たり前といえば当たり前です。
 

またその技術を教えることで私が利益を得ていくことは、別にやりたいことでもないし。

ただその技術セミナーを紹介すればいいだけの話しです。
 

じゃあ、私が教えられることって何だろう?
 

結局いまのところ、古典的な按摩をベースに自分なりにアレンジしたものをお伝えしている状態です。

もっと良いことも知っているし、伝えたい気持ちもあるけど。
 

数学は著作権がないそうです。

数学が世の中のためになるから、誰もが自由に使っていいというスタンスだとか。
 

医療だってそうじゃないのか? と思うのですが、全くパクって同じセミナーをする気が起きないのも事実で……
 

こういうことで悩んでいます。
 

解決法は、治療法とか関係なく「稲田靖人が教えるセミナー」とするだけでいいのかもしれませんが。

治療法の名前で受講生を集めるのではなく、治療家個人の名前で集める。
 

どうしたら、もっと世の中が良くなりますかね?
 

文責 稲田靖人

日本あマ指医学会

『あん摩マッサージ指圧師』のための治療技術セミナー

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