僧帽筋の解剖

起始:後頭骨(上項線、外後頭隆起)、項靱帯、第7頚椎以下全胸椎(棘突起)
停止:鎖骨(外側1/3)、肩甲骨(肩峰、肩甲棘)



画像引用:プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系(医学書院)

僧帽筋の整体のやり方

まずは側臥位でおこないます。

僧帽筋のへりに母指を引っ掛けるようにして、反対の手で上腕を掴んで上肢帯を操作します。
上肢帯をグルグル回すのと同時に僧帽筋をはがすように整体します。

肩甲骨上角から頭部よりの部分は、僧帽筋の下に小菱形筋・起立筋板状筋・肩甲挙筋がありますがそれらから僧帽筋だけをはがすように整体していきます。

肩甲骨と重なっている部分は、僧帽筋の下に棘上筋があります。僧帽筋と棘上筋を分けるように僧帽筋をはがす整体をします。

肩峰から肩上部のあたりを持ち、反対の手で肩甲骨の内縁に母指を当て、肩甲骨を内側に寄せるように動かしながら僧帽筋の下部を背中からはがす整体をします。

僧帽筋の下にある菱形筋を意識して、僧帽筋と菱形筋をはがすように圧迫しながら動かします。

次に、頭側に移動して、首の僧帽筋を整体していきます。母指で僧帽筋のへりを引っ掛け、反対の手で頭を固定し頸椎を前弯させるように動かしながら整体します。

次に仰臥位でおこないます。

片手で後頭部を支えて頸椎を操作します。
反対の手でうなじの僧帽筋を固定して、頸椎を回旋させるように動かすことで僧帽筋をはがすように整体します。第1頸椎(C1)・第2頸椎(C2)が解放されて定位置に戻るように整体します。

僧帽筋の整体(動画)

(動画作成中)