頚部起立筋は当サイトでの造語。頭最長筋・頭板状筋・頚板状筋なと側頭骨乳様突起に停止する筋群のこと。
頚部起立筋(頭最長筋・頭板状筋・頚板状筋)の解剖
- 頭最長筋
起始:第5頸椎から第5胸椎の横突起
停止:側頭骨乳様突起 - 頭板状筋
起始:項靭帯の下半分とC7~T3またはT4の棘突起
停止:側頭骨乳様突起 - 頚板状筋
起始:第3~6胸椎(棘突起
停止:第1~3頚椎(横突起)
頭板状筋と頚板状筋はそれぞれ別の筋肉ですが、位置的に働きとしては一つの筋肉と考えることができます。当サイトではまとめて「板状筋」ということもあります。
頭最長筋と板状筋も停止が同じ側頭骨乳様突起なので、働きとしては一つの筋肉と考えることができて、形状的にも一束の筋肉としてとらえて整体していきます。
画像引用:プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系(医学書院)
頚部起立筋の整体のやり方
まず側臥位でおこないます。
僧帽筋をめくり、頚部起立筋と小菱形筋との間に母指を差し入れてはがすように整体します。同時に上肢帯をグルグルと回すようにするとより効果的です。
次に頚部起立筋と肩甲挙筋をはがします。こちらは上肢帯をグルグル回すよりは筋肉の走行にあわせて上下に動かすようにするとうまくいきます。
頭側に移動して、頭側から頚部起立筋を整体していきます。
僧帽筋をはがすようにして頚部起立筋との間に母指を差し入れていくようにします。
次に頚部起立筋と肩甲挙筋の間に母指を差し入れて整体します。
頸部起立筋の整体(動画)
(動画作成中)